初節句の雛人形は60年物
今日、娘が初めて寝がえりをした。
4か月。けっこうでっかいので、身体が重くてそうそう寝返りしないだろうと思っていたのだが、意外と早くてうろたえる・・・
さて、正直、ほとんど頭になかった雛人形。
私の実家にあったものを引き継ぐことにした。先週の帰省は、それを引き取る目的。
5段飾り。
そういえば、お雛様よりこの官女さんが好きだったなぁ。優しい顔で。
この雛飾りは、厳密にいうと私のものではなく、母のもの。60年以上経っていると思われるので、さすがに傷んでいるところはある。
私はもともと人形とか好きなほうではなく、雛人形も興味がなかったのだが、ここまでくると大事にしたいなぁ、という気持ちが強まった。
箱の中に「〇〇(私の名前)が好きな官女さん、背中に虫食いあり」と書かれたレポート用紙が入っていて、ああ、そういえばそんなこと言ってたな・・・と思い出した。母と一緒に箱から出して飾りつけした記憶とか・・・
なにより、これまで何回も引っ越して部屋が狭くなったりもしたのに、ずっとこれを処分しなかったってことは、母も相当思い入れがあるんだろうなぁ。
娘がもし将来結婚して、もし女の子が生まれたら、引き継いでくれるかな。もしそうならなくても、母の形見ってことになるだろうから、私が生きているうちは処分できないかもしれない。